リチウムイオン電池の重量の軽量化とエネルギー密度の改善に役立つ安全性と強度に優れたセパレータ材料の評価に必要な試験ソリューション
■突き刺し試験 セパレータフィルムの突き刺し試験は、電池のライフサイクル全体を通じて、各セルの安全性と 長寿命性を確保する上で重要です。フィルムは、長期使用によって形成される樹状突起からの 穿刺に耐える、十分な強度を備えていなければなりません。このアプリケーションでは、試験片の 適切な緊張を確保し、上部接触子を正しくアライメントすることが重要です。この試験の手順は、 EN 14477およびASTM F1306と同様です。 ■引張試験 引張試験は、電池の製造中および使用中に起こるすべての機械的操作にセパレータフィルムが 耐えられることを確認する目的で使用します。再現性と生産性を確保し、試験前の試験片の破損を 防止するには、試験片の適切なアライメント、挿入、グリップ操作を確実に行う必要があります。 この試験の手順は、ASTM D882およびISO 527-3と同様です。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
■摩擦係数試験 締め付けの強い巻線作業によって、セパレータフィルムと電極被覆の間で機械的負荷が発生します。 これら2つの表面間の摩擦係数を知ることが重要です。摩擦係数を正確に理解すると、製造時の巻線工程を適切に行うことが できます。この試験のガイダンスにはISO 8295およびASTM D1894-14を使うのが一般的です。 ■衝撃事象に対する穿刺抵抗試験 セパレータフィルムの材料選択は、電池の完全性を確保する上で欠かせません。機械的性能に問題があると、 内部短絡の可能性が高まり、熱暴走につながるおそれがあります。厚さと重量を減らしながら、最高の性能が得られる 材料を選ぶには、衝撃事象に対する穿刺抵抗の試験が極めて重要です。 ■自動試験 インストロンの自動システムは、バッテリー試験をかつてないレベルの生産性で行うことができる試験機です。 電池の生産量が増え続けている現在、需要を満たすには生産性と効率性が極めて重要です。それぞれのアプリケーションで 推奨される装置と自動システムを併用することにより、オペレーターの負担を減らし、最適な結果を保ちながら生産性を 最大化することができます。
価格情報
お問い合わせください。
納期
用途/実績例
【ソリューション】 ■セパレータフィルムの突き刺し試験 ■セパレータフィルムの引張試験 ■摩擦係数試験 ■衝撃事象に対する穿刺抵抗試験 ■自動試験 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
カタログ(3)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
インストロンは1946年に、当時MIT(マサチューセッツ工科大学)で 共同研究をしていたハロルド・ヒンドマンとジョージ・バールにより設立されました。 彼らは、世界ではじめて、電気機械式(ねじ式)万能材料試験機を開発しました。 インストロンの名称は、”instrument(計測器)”と”electronics(エレクトロニクス)” から名づけられました。 インストロンの製品群は、ほぼ全ての世界市場及び産業に対応できる多様性があり、 創業以来、70年を超える試験技術と製造経験を構築する中、世界で累計5万台を超えるシステムが稼働しています。 1965年(昭和40年)に、日本国内のお客様サポートのため、インストロンジャパンがスタートしました。 現在、アメリカ、ヨーロッパ、アジアに主要拠点を置き、世界160カ国の代理店による 40か国語に対応した販売・サービスを提供しています。