AI顔認証セキュリティシステム FaceMe Security

■導入背景 元大銀行は証券顧客に対し、より柔軟で便利かつ安全なローンサービスを提供するため、「元大証券顧客専用ローンプラン」のモバイル申請プロセスに、サイバーリンクのオンライン本人確認ソリューションFaceMe eKYCを採用しました。 ■ソリューション内容 このソリューションには、身分証と本人の照合(1:1比較)、身分証の真偽判定、なりすまし防止、AI OCR文字認識の技術が統合されており、審査精度を向上し偽造や盗用によるリスクを低減するとともに、申請ステップの簡素化と迅速化を可能にします。 これにより利用者は、店舗への来店や電話連絡は不要となり、すべてオンラインで申請を完結できるため、最短15分でローン枠が開設可能となり、利便性が飛躍的に向上します。 ■高精度な顔認証と業界最高水準のなりすまし防止機能 FaceMeの顔認証エンジンは、NISTが実施した最新のFATEテストにおいて、99.83%という極めて高い認証精度を記録。また、なりすまし防止機能は、NISTが実施するテストでは、不正検出率100％を達成し、1位の評価を獲得するなど、業界最高水準の技術を誇ります。

■ISO 27701認証取得の背景 サイバーリンクのAI顔認証エンジンFaceMeは、GDPR（一般データ保護規則）への準拠に加え、2024年には情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27001」を取得し、セキュリティ管理体制を継続的に強化してきました。 こうした取り組みの中、プライバシー保護に対する強いコミットメントを示し、当社の顔認証エンジンへの信頼性をより一層強化すべく、個人を特定できる情報（PII）の管理・保護に関する要件が定められた「ISO/IEC 27701」の取得を目指してまいりました。 ■ISO 27701認証取得で、個人情報保護への取り組みを証明 ISO 27001が情報セキュリティに特化しているのに対し、ISO 27701はユーザーの個人情報保護や、各国のプライバシー関連法規への準拠を重視したものです。 今回、新たにISO 27701認証を取得することで、当社がプライバシー保護と情報セキュリティの両面において、高い基準を維持していることが第三者機関によって認められたことになります。

<< FaceMe Security のアップデート >> ■ 新アドオン機能 - 未登録者検知 ■ ▶機能のポイント ・「従業員等の登録者しか存在しない」環境において、登録外の人物を検知しアラートを発報 ・工場、データセンターなど厳重なセキュリティが求められる施設の、潜在的リスク早期発見に貢献 ▶機能の特長 ・未登録者が検出された際に、自動でアラートを発報 ・アラートの発報条件をカスタマイズ可能 (検知回数、時間間隔、日数) ■ 新アドオン機能 - 侵入者検知 ■ ▶機能のポイント ・IPカメラと連携し、監視エリアの設定、イベントの録画・再生、API連携によるアラート通知が可能 ・工事現場や工場など、危険を伴う区域の安全管理に最適な2つの機能を用意 ▶機能の特長 ・ラインクロス検知: 人物が指定エリアに侵入した際のイベントを検知および記録 ・滞留検知: 人物が一定時間以上、指定エリア内に滞在した際のイベントを検知および記録 　(FaceMe Security のUI上で指定エリア、滞留時間を簡単に設定可能)

今回の新バージョンでは、VMS連携時のUI/UXを改善することで、よりスムーズなシステム構築が可能になりました。さらに同一ネットワーク内にあるONVIF対応のIPカメラを自動検出する機能が追加され、初期セットアップの大幅な効率化を実現するなど主に技術面でのサポートを大幅に強化しております。 【 FaceMe Security 8.0 の新機能およびアップデートの内容 】 ＜ VMS連携のUI/UXを強化 ＞ ・より直感的でシンプルな使いやすいUIを提供 ・明確な手順とスナップショット付きのガイドを追加 ＜ 同一ネットワーク内のONVIF対応IPカメラを自動検出 ＞ ・指定したIPアドレス範囲内のカメラを検索・検出 ・同一LAN内にあるすべてのFaceMeコンポーネント(ワークステーションやアドオン)を自動検出 ＜ HTTP APIによる外部デバイスのトリガー機能を追加 ＞ ネットワーク機能を持ったパトライトや接点制御機器による自動ドアの制御など、FaceMe Security上でHTTP APIをカスタマイズすることにより、直接制御が可能に