塗膜に接着させた試験円筒を油圧にて引っ張り、素地と塗膜の間の付着力測定が機械的に安定して行えます。
塗膜付着力試験機 アドヒージョンテスターは、塗膜と素地の付着力(密着性)を測定するための試験機です。JIS規格には「クロスカット試験は付着性の測定手段とみなしてはならない」とあります。クロスカット試験はカッターで塗膜に素地まで貫通する切込みをいれてテープを貼り、テープを剥がすことにより素地からのはく離に対して塗膜の耐性を評価する試験であり、試験結果は試験作業者の目視による合否試験でした。アドヒージョンテスターは塗膜に接着させた試験円筒を引っ張り、塗膜と素地間との付着破壊に必要な張力を数値で測定することができる為、素地と塗膜の間の付着力測定が行えます。また、この試験を日々行うことにより付着力の数値変化から不良への傾向が確認できます。様々な大きさのドリーにも対応。張力増加速度や試験時間の設定もタッチパネルで操作可能です。充電式バッテリーが搭載されており塗装現場に持ち運んで試験が行えます。
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基本情報
新たに洗浄した試験円筒(ドリー)の面に接着剤を均一に塗布します。試験円筒の接着剤塗布面を接着剤が硬化するまで塗膜に接着させます。接着剤が硬化後、ドリーカッターをも用いて注意深く試験円筒の周囲を素地まで切り込みます。アドヒージョンテスターのドリー引っ張り部分で試験円筒(ドリー)をクランプします。アドヒージョンテスターをスタートさせ、張力を最初に加えてから90秒以内に試験体の破壊がおきるように1Mpa/sを超えない張力増加速度で引っ張り、試験体を破壊した張力を記録します。張力増加速度、張力増加上限値、張力上限保持時間は任意で設定が可能です。
価格情報
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価格帯
10万円 ~ 50万円
納期
~ 1ヶ月
用途/実績例
塗膜の付着強度を機械的に測定できます。
カタログ(1)
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企業情報
塗膜品質管理機器の販売をしています。付着力試験(クロスカット法・プルオフ法)膜厚測定・塗膜硬度(鉛筆硬度試験器)・耐屈曲性試験器(円筒形マンドレル屈曲試験器)乾燥炉温度データロガー(オーブンロガー)・粒ゲージ・アプリケーター・ブラスト比較板など塗膜、塗装品質に関する商品がたくさんございます。どうぞお気軽にお問い合わせください。