金型屋コラムでは金型のあれこれについて随時発信していきます! (弊社Instagramでも金型屋コラムを掲載しています。)
今回のコラムはプレス金型について!
一口に「プレス金型」といってもいくつか種類があります。
・単発型
・順送型
・トランスファー型
主に上記の3つがあります。
今回は「単発型」についてご紹介します!
単発型は、一つの金型で抜き加工・曲げ加工・絞り加工などを1回のみ行える金型です。
メリットは、工程が1つしかなく金型構造が複雑でないため、他の種類の金型に比べコストが抑えられるという点、そして同様の理由から、納期の短縮も可能な点です。
品質面でのメリットとしては「舟底現象」の防止や、製品先端の振れ(シフト)の防止が挙げられます。(「舟底現象」については後日詳しくコラム掲載予定です!)
一方、デメリットは、単発型は人の手で動かして加工することが多いため、他のプレス金型に比べて生産性は劣る傾向にある点や、工程が1つしかないため複雑な加工ができないという点があります。
単発型の利用に向いている加工品は、少ないロット数のものやサイズの大きな製品となります。
第1回目のコラムでは「単発型」についてご紹介しました。
次回のコラムでは「順送型」について解説します!