直流送電線下の電気環境を確認するイオン流帯電電圧の測定により、基礎データを取得することが出来ます。
「イオン流帯電電圧の測定」とは、イオン流帯電現象により生じる帯電電圧を、直流送電線下の地表付近で測定することです。 イオン流帯電現象とは、高電圧を加えた電極から空気中の分子が電離し、発生したイオンが移動して他の物体に電荷を与える現象を指します。 自主検査として直流送電線下のイオン流帯電電圧を測定し、線下の電気環境を把握することが可能です。 【実績例】 ■測定項目・条件 ・直流送電線下におけるイオン流帯電電圧の計測依頼を受け、一年間にわたり連続測定(30秒間隔)を実施。 ・帯電電圧に加え、現地の温度、湿度、風向、風速、感雨などの気象データも取得。 ■提出データ ・天候や風速など選定した条件から分析対象を絞り込み。 ・帯電電圧の測定値に基づき、累積頻度分布を作成する。