帯水層蓄熱~再生可能エネルギー熱を利用した冷暖房~
地中熱利用のうち地下水を汲み上げて熱利用する方式をオープンループと呼びます。 中でも、熱利用後の地下水を帯水層に還元することで帯水層に排熱を一時的に蓄熱し、後に利用するシステムが帯水層蓄熱システムです。 冷房時に排出される温熱を冬期暖房に向けて、暖房時に排出される冷熱を夏期冷房に向けて蓄えることで、通常のオープンループ方式に比べて高い効率でシステムを運用することが可能となります。 二酸化炭素排出量削減効果や省エネ効果が高く、ヒートアイランド抑制にも大きな効果があります。 地層構成が複雑な日本は欧州などに比べてボーリング費用がやや高額になりがちです。 このためランニングコストを抑えることが帯水層蓄熱の普及に繋がると考えました。 当社が培ってきた無散水融雪施設と連携させた高効率帯水層蓄熱システムを開発。 蓄熱量の大幅な増強が実現し、システムの運転効率を向上させることに成功しました。 【展示会出展情報】 2025/05/28~2025/05/30 2025NEW環境展 (東京ビッグサイト) 2025/06/04~2025/06/05 建設リサイクル技術展示会 (宮城県 夢メッセみやぎ)
この製品へのお問い合わせ
関連動画
基本情報
【山形市内施設事例】 建物仕様 構 造:鉄骨造 階 数:地上2階 建 築 面 積:285m2 延 床 面 積:562.5m2 空調設備仕様 井戸 :φ150mm×72m×2孔 揚水ポンプ:温熱井 φ50mm×2.2kW 冷熱井 φ50mm×3.7kW 熱 源 機:地下水熱源ヒートポンプ 30kW 循環ポンプ:φ50mm×2.2kW 太陽光発電仕様 発電パネル:30.7kW 太陽熱温水器仕様 集熱パネル:真空管式 集熱面積14m2
価格帯
納期
用途/実績例
民間企業社屋、町役場庁舎、町民ホール、公民館 等
詳細情報
-
山形県山形市 日本環境科学株式会社社屋
カタログ(3)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
日本地下水開発株式会社は、地下水のもつ再生可能エネルギーだけを利用して雪を消し凍結を防止する散水消雪、無散水融雪システムの開発、地域エネルギー開発の一環としての温泉源開発、枯渇しようとしている水資源の補強を行うための地下水人工涵養システムの開発、そして土壌汚染を修復する環境改善事業など、常に自然との共生を念頭におきながら研究開発を進めています。