酵素の加水分解作用を利用する画期的な手法
メゾスコピック粒子は数十~数百nm程のサイズで、量子サイズ効果とバルク効果の二つが混同あるいは相乗した効果がみられる興味深い物質として、幅広い分野で注目を集めている。製法としては物理的な粉砕等によるトップダウンのアプローチや、化学合成等によるボトムアップのアプローチが提案されている。しかし、「収率」「分散性」「コスト」などの面で課題があり、それらを解決する新規な方法が求められている。 今回発明者は、上記課題を解決しうる新たな製造法として、酵素を用いた「生体触媒ナノ粒子成形法」(BNS法: Bio-catalytic nanoparticle shaping 法)を発明した。 BNS法は、あらゆる酵素分解性物質と有機/無機材料を組み合わせることで、様々なメゾスコピック粒子の作成に応用できる。例えば、コア部位として、半導体量子ドット(QD)ポルフィリン分子、ビピリジン分子、ナノグラフェン等を用いて、それぞれ粒子サイズの揃った単分散に近いメゾスコピック粒子が、安定な水系分散物として得られた。
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