最大1200kJまでの落石エネルギーに対応し、崩壊土砂や雪崩対策との兼用が可能
支柱を直接地山に建て込む杭基礎構造であるため、設置スペースの狭い現場や斜面上など、様々な立地での施工が可能です。 高耐力で靭性に優れた支柱は、実規模実験によって落石捕捉後も繰り返し使えることを確認しています。他工法に比べ被災後の部材交換が必要最小限で済むため、維持管理が容易でコストを抑えることができます。 ■ 対応落石エネルギー500kJと1200kJの2タイプをラインアップ ■ 杭基礎構造の鉛直式防護柵 ■ 崩壊土砂や雪崩対策との兼用が可能 ■ 落石補足後の維持管理が容易 国土交通省新技術情報提供システム(NETIS)登録番号:HR-100008-VR ※掲載期間終了 「評価促進技術(新技術活用システム検討会議(国土交通省))」 ※詳しくはPDFをダウンロードまたは、お気軽にお問い合わせ下さい。
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基本情報
スロープガードフェンスタイプLRは、支柱、ワイヤネット、ワイヤロープ、緩衝装置、金網で構成されています。 水平方向に設置したワイヤロープとワイヤネットを組み合わせたハイブリッド構造で、落石が阻止面に衝突したときの衝撃エネルギーを構造物全体で効率よく分散、吸収します。 また、ワイヤネットは上辺ロープにも連結されているため、柵高の低下を抑制します。実物供試体による衝撃載荷実験での残存柵高は、初期柵高の85%以上を保持しました。 『スロープガードフェンスタイプLR』は、実物供試体による衝撃載荷実験を行い、道路土工構造物技術基準で規定されている要求性能2を満たしていることが確認されています。実験は、落石対策便覧(2017年12月改訂版 / 公益社団法人日本道路協会)の、実験による性能検証の条件に適合しています。 ※製品や技術に関するご相談・ご質問は、お気軽にお問い合わせ下さい。
価格帯
納期
用途/実績例
落石や土砂崩れの危険性がある斜面に近接する道路際や民家裏などに設置
詳細情報
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【崩壊土砂や雪崩対策との兼用が可能なハイブリット構造】 スロープガードフェンス タイプLRの阻止面は、水平方向に設置したワイヤロープとワイヤネットの異なる部材を連結して組み合わせたハイブリッド構造です。 阻止面に荷重が作用すると、ワイヤネットの変形にワイヤロープが追随して変形することで、阻止面全体で効率良くエネルギーを吸収し、変形量を最小限に抑えます。 このハイブリッド構造は、落石だけでなく崩壊土砂や積雪荷重にも対応することが可能です。
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【エネルギー吸収の仕組み】 落石などによる衝撃荷重の場合は、金網とワイヤネット、ワイヤロープに荷重を伝達してエネルギーを分散・吸収します。 さらにワイヤロープの張力が一定値に達すると、端部に配置した緩衝装置内のワイヤロープが滑り出し、摩擦によりエネルギーを吸収します。 堆積土砂や積雪などの静的荷重がかかる場合も同様に、金網とワイヤネットが変形するとともにワイヤネットに連結されたワイヤロープに荷重が伝達し、阻止面全体に荷重を分散します。 静的荷重において、設計荷重以上の外力が作用した場合は端部に配置した緩衝装置が作動し、ワイヤロープのスリップにより荷重を分散します。
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【高耐力の支柱部材】 支柱部材は、外部鋼管内に複数の小口径鋼管や鉄筋を配置し、隙間にモルタルを充填した「蓮根型中空構造鋼管(LST)」を採用。従来のコンクリート充填鋼管を大きく超える高耐力と軽量化を実現しました。
ラインアップ(2)
型番 | 概要 |
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SGF-LR500 | 対応落石エネルギー:~519kJ |
SGF-LR1200 | 対応落石エネルギー:~1200kJ |
カタログ(3)
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プロテックエンジニアリングは、落石・雪崩・崩壊土砂の防護フェンスや防護壁等を開発し、日本全国で3,000箇所以上の販売実績を誇る自然災害対策製品メーカーです。新たな事業分野として、土石流・流木対策製品などの開発にも取り組んでいます。 自然災害対策技術の革新で社会に貢献することをモットーに、開発から提案、設計、製造、施工までの一貫生産体制を整え、災害対策に挑戦しています。