水害地の建物を嵩上げする新工法で既存の嵩上げ工法より工期短縮、曳家工事の作業量減と費用面に大きな効果があります。NETIS登録
今まで水害地域での嵩上げ工事は建物を横に移動させる、又は建物を上に持ち上げて盛土で地盤を上げていました。 建物を横に移動させる場合は造成もしっかりできますが、移動場所がない所は建物を持ち上げたその下で造成も行うので施行し難い状況で転圧も不十分になりがちです。将来水の浸透があれば建物の沈下の恐れも残ります。 『バルクアップ工法』は建物を基礎ごと持ち上げて基準の高さでレベルを合わせて固定し、基礎と既存地盤の間にバルクアップ材を充填して盛土の替わりとする工法です。 【特徴】 ・NETIS登録 KK-220071-A 国土交通省推奨 ・水が浸透することもないため、水が漬いても地盤は緩みません。 ・比重が軽いので元の地盤への負担を減らします。 ・曳家工事の嵩上げ工事費の負担減 ・狭い場所で施工可能 ・工期の短縮 ・基礎ごと上げるため建物へのダメージも減らせます。 バルクアップ材はセメント系の充填材で充填後に1.5~1.7倍に膨らむため空隙残りがありません。 建物を嵩上げしたあとに周囲外構や擁壁を施工出来ます。
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基本情報
・NETIS登録 KK-220071-A ・従来の嵩上げ工法より工期短縮効果と費用面を抑えることが可能です。 ・1m以上の嵩上げは費用対効果のメリットが少なくなります。 ・土よりも強度があります。 ・水の浸透は有りません。
価格情報
嵩上げの高さや周囲の条件にもよりますが既存技術の嵩上げに比べてコストダウン可能です。
価格帯
100万円 ~ 500万円
納期
※被災地の復旧を優先させています。
用途/実績例
・水害による嵩上げが必要な場合 ・従来の曳家工法では嵩上げが不可能な場所(狭くて建物を移動できない、建物を上に持上げると造成工事が出来ない、等)での嵩上げ ・沈下レベル修正としても施工可能 ・構造物やオブジェなど幅広く施工可能 ・嵩上げ費用を抑えたい場合 ・工期を短縮したい場合 ・盛土が十分に出来ない条件の場所で嵩上げする場合 ・重量がある建物の嵩上げ後、圧密沈下が心配な場合 ・建物を出来るだけ傷まない嵩上げ工法をお考えの場合
詳細情報
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ハイウォーターラインまで建物を基礎ごと持ち上げ、建物レベルを水平に固定します。基礎ごと建物を持ち上げるため建物へのダメージは抑えられます。
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建物周囲に型枠を設置します。充填が目視できるように基礎から少し離します。
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バルクアップ材を周囲と内部から充填します。バルクアップ材は注入後に1.5~1.7倍まで体積を増やすため空隙残りが出来ません。 比重が軽く強度もあるため土の替わりには十分です。
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型枠をはずして完成です。この後に周囲の盛土や給排水や構造物を施工します。建物が上がった状態ですので施工もしやすくなります。
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60cmの嵩上げです。 水の浸透もなく強度があるため将来的な圧密沈下が発生しません。
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明治より創業、鳶職として開業。 第一次世界大戦、第二次世界大戦の戦時中には、爆破された線路や橋等の補修、インフラ工事に務めました。終戦後は国の再建に力を尽くしつつ、1948年福井震災の復旧工事では家屋の補修や移動などを数多く行ってきました。 2007年の新潟県中越沖地震でも復旧工事や、原子炉の地盤対策にも協力をしております。 現在は、曳家工事、建物の沈下修正工事、地盤沈下対策(曳家の技術を活かして新築や施工後でも工事可能)に特化した建築土木一式、地盤改良や地盤調査業務一式、重量物移動を行っています。リフォーム工事では建物に必要な工事を確認、最適な施工をご提案させて頂いております。 社寺仏閣修繕・文化財修繕工事においては、その仕事は高く評価され、数々の感謝状を頂いております。 近年では世界文化遺産 京都本願寺 御影堂平成大修復 真実閣の曳家工事を施工、同じく世界文化遺産の京都上賀茂神社でオブジェ移動工事を施工しております。 弊社は長年の歴史で培った豊富な経験と技術力で総合的に行っております。