SBS添加によるアスファルト改質機構の解明!アスファルト改質技術をご紹介
アスファルトの改質は高機能アスファルト製品に関わる重要な技術であり、 その基礎研究は改質技術の発展に不可欠です。 ベースとなるアスファルトは複数の成分が混ざり合った複雑な相構造を持ち、 その物性の測定が困難です。このため、アスファルト、改質アスファルトの 物性解析のために様々な要素を考慮した測定方法を考える必要があります。 当社はこれまで大学との共同研究などにより、アスファルトの改質機構解明の 一助を担ってきました。その成果の一部をご紹介します。 【SBS添加によるアスファルト改質機構の解明】 ■SBSはアスファルトの改質材として用いられる代表的な樹脂の一つ ■SBSは10wt%未満の少ない添加量で大きな改質効果が得られる ■アスファルトの成分であるマルテン、アスファルテンとSBSのスチレンブロック、 ブタジエンブロックのガラス転移点(Tg)の変化に着目し、測定をおこなう ■高分子量成分のアスファルテンはPSブロックと主に部分相溶することが あきらかになった ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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基本情報
【改質アスファルトの構造を模した熱安定オイルゲルの作成】 ■SBS改質アスファルト中でのPSブロック、PBブロックとアスファルト成分のアスファルテン、 マルテンがそれぞれ選択的に相溶する機構を応用 ■溶解度パラメータから予測されるSBSのPSブロックやPBブロックとの相溶性を考慮し、 選定された耐熱性樹脂と溶媒を実験に使用 ■ある濃度以上のSBSと油溶媒を混合すると、油溶媒中でSBSのPSブロックが凝集し、 ネットワーク構造を形成してゲル化する ■耐熱性樹脂を用いた熱安定オイルゲルは通常のSBSオイルゲルよりも30℃も軟化点が高く、 広い温度範囲で機能材料として利用可能な耐熱性を備える ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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アスファルトの歴史は長くて遠い。 旧約聖書に書かれたノアの箱舟はアスファルトによって防水されていたといわれています。 古代エジプトでは、すでにアスファルト舗装道路が存在していました。 メソポタミア文明の中にアスファルトの道具や人形が数多く見られます。 日本では天智天皇の時代に新潟地方から朝廷に燃土(土瀝青)や燃水(石油)が献上されたと日本書紀に述べられています。 このようにアスファルトは長い歴史の中で利用されてきた貴重な素材ですが、まだまだ未知の部分が多く、果てしない可能性を秘めています。 シズレキは長年にわたるアスファルト加工技術をもとに、アスファルトの科学的解明、応用研究を積極的に進めています。