老朽化下水道管のリニューアルと下水の温度差熱利用を同時に実現する技術『ヒートライナー工法』
■下水から排熱回収■ 食器を洗った水、お風呂のお湯などの生活排水が流れる下水道管路。その下水から熱を回収し利用できることをご存知ですか。管内を流れる下水道の温度は年間を通して10~20℃と言われていて、外気温度と比べて温度が安定しています。この外気と下水の温度差を、空調や給湯、融雪などへ熱源として利用します。 下水熱は、化石燃料の使用量削減や省エネ効果が期待できる安全でクリーンなエネルギーです。 ■令和3年度新エネ大賞受賞■ 下水の温度差熱利用を普及する工法として、かつ老朽化下水道管の更新機会を利用して普及できるという点で独創的な工法として評価され、令和3年度新エネ大賞『新エネルギー財団会長賞【導入活動部門】』を受賞いたしました。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
■管路の更新+下水熱の回収を同時に『ヒートライナー工法』■ 『ヒートライナー工法』は下水道の更新と下水熱の回収・利用を、同時に実現するものです。 下水から熱を回収するために、下水道管底部に採熱管を設置します。採熱管内には不凍液が循環しており、下水から熱を回収して利用施設まで運びます。 採熱管を敷設した後、その内側に新管同等の強度を有する更生管を形成することにより、老朽化した管路のリニューアルと同時に、下水熱を回収するという新たな付加価値を組み込みます。 更生工法については『アルファライナー工法』をご覧ください。 https://premium.ipros.jp/toa-g/product/detail/2000538190/
価格帯
納期
用途/実績例
用途 :空調/保育園事務室25平米(新潟県十日町市) 既設管径:φ800mm 設置延長:57m 用途 :給湯/民間病院(長野県小諸市) 既設管径:φ250mm 設置延長:43m×2 用途 :融雪/駐車場(新潟県上越市) 既設管径:φ250mm 設置延長:83m 用途 :融雪/バス停留所12平米(青森県弘前市) 既設管径:φ250mm 設置延長:47m 用途 :融雪/商店街歩道18平米(岐阜県高山市) 既設管径:φ250mm 設置延長:40m
カタログ(1)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
当社は、創立当初は、独自のグラウト工法で「地盤改良分野」を中心に 国土建設の一翼を担いました。 その後、社会資本整備の変遷に呼応する形で、時代のニーズに適応する技術を 磨き上げ、また時には獲得することで業容拡大を図り、現在では 「地盤改良事業」「斜面防災事業」「管路事業」の3つの柱を築くに至っています。