貝殻が微生物や小型動物の棲みかとなり、魚を育て、海を育みます。 まさに、大自然の力です。
JFシェルナースは、水産系副産物である貝殻を有効活用した増殖効果の高い人工魚礁です。漁場造成、藻場造成、生物共生型護岸等の目的や、設置場所(内湾・外海・軟泥・港内等)に対応した柔軟な設計・製作が可能であり、水深や漁法、対象魚種に合わせた規模と形状を提案します。
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基本情報
【特徴】 JFシェルナースは、貝殻をメッシュパイプに詰めたシェルナース基質を組み合わせた構造物です。 シェルナース基質は、魚の餌であるエビ・カニ類の住処として、また稚魚の隠れ場として利用されます。餌が豊富にあること、外敵から身を守れることから、JFシェルナースは魚介類を育て、増やすことができます。 貝殻を有効活用していることにより、エコマーク、バイオマス商品をはじめとして、10件の環境ラベルを取得しています。 また、国土交通省のNETISに登録され、環境省の環境技術実証事業(ETV)により実証された技術です。 ●詳しくはお問い合わせ下さい。
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用途/実績例
2024年度までに全国で1万7千基以上が採用されています。主に水産環境整備事業(魚礁、増殖場、漁場環境保全)、漁港機能増進事業、離島漁業再生交付金事業等で採用され、豊かな海づくりに貢献しています。
詳細情報
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シェルナース2.2型は、宮城県、富山県、石川県、福井県、三重県、大阪府、和歌山県、岡山県、広島県、愛媛県、佐賀県、長崎県、大分県、宮崎県などで実績があります。広島県では、メバル群れが確認されました。
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愛媛県に設置されたシェルナース2.2型では、キジハタが礁内部に隠れている様子がみられました。
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宮城県に設置されたシェルナース2.2型には、アラメが繁茂していました。
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シェルナース6.0型は、秋田県、福井県、静岡県、三重県、和歌山県、島根県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、山口県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、鹿児島県などで実績があります。イサキやマダイ、ヒラマサなど水産有用種である魚類が多く集まっている様子が確認されています。
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シェルナースプラス1.0型は、神奈川県、三重県、京都府、山口県、愛媛県、長崎県、大分県、鹿児島県などで実績があります。長崎県では、クロメが繁茂する様子が確認されています。
ラインアップ(3)
型番 | 概要 |
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シェルナース2.2型(増殖礁) | ガラモ場をイメージした形状で、増殖礁として最も実績のある機種です。側面と内部に貝殻基質を密度高く配置し、餌料培養効果に優れています。内部は棚構造となっており、メバル、カサゴ等の岩礁性魚類の生息場として最適です。側面、上面の貝殻基質には、カジメ類やホンダワラ類などが着生します。 |
シェルナース6.0型(魚礁) | 魚礁タイプの標準型で全国での実績が豊富にあります。礁高6.0~8.1m、315~490空㎥の規模があり、浅場~深場の魚礁漁場造成に適しています。浮き魚から根魚類まで幅広い魚種に対する集魚効果に優れています |
シェルナースプラス1.0型(藻場礁) | 主に浅海域の藻場を対象に開発されました。浮泥の堆積が少ない表面形状となっていて、貝殻基質の周りには複雑な渦流が発生し、海藻の着生を促進します。 コンブ類は仮根を貝殻基質に絡ませて強固に着生します。食害生物の多い海域では防護ネットを取り付けることができます。 |
カタログ(1)
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海洋建設(株)は、各種人工魚礁の開発と、水圏環境・魚礁漁場調査を業務とする企業として昭和58年に設立以来、豊かな海づくりを目指し、全国の海で活動を行っています。 長年海を見続けてきた経験を活かして開発した貝殻魚礁「JFシェルナース」や小型貝殻ブロック「貝藻くん」は、各方面より高い評価をいただいています。 これまで蓄積してきた魚礁開発のノウハウを活かし、漁場・増殖場の造成やリサイクル、水質浄化等幅広い分野において、豊かな海づくりに一層貢献できる会社を目指して努力して参ります。