コンクリート打継目の耐久性向上対策
液体材料『CS-21』を、コンクリートの打継目に沿って塗布することで、打継目からの水や劣化因子の侵入を抑制します。 ※注入工法対象外の微細ひび割れ(幅0.2mm程度以下)や、軽微なコールドジョイント(色違いはあるが縁切れがはっきりと認められないもの)にも適用可能。 技術提案書(例) 打継目の処理 https://www.cs21.jp/top/method/uchitugi/
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基本情報
『CS-21』は、けい酸塩系表面含浸材に分類される無機質で無色透明な水溶液です。硬化したコンクリートに含浸させ健全部およびひび割れ内面の表層部を緻密にし、防水・劣化抑制効果を発揮する材料です。躯体防水、表面保護、ひび割れ補修、漏水部の止水、打継ぎ部および木コン部防水処理等に有効です。 ■塗布工法による打継目の耐久性向上対策として ○ コンクリート中のカルシウム成分等と反応して、安定した反応物(CSH系結晶)を生成し、打継ぎ界面の微細空隙を充填する。 ○ 未反応の主成分は、乾燥固化後も水分の供給により溶解し安定した反応物(CSH系結晶)を生成して、施工後新たに発生する微細空隙を充填する。 ○ これらの微細空隙充填効果により、打継目からの水および各種劣化因子の侵入を長期にわたり抑制し、耐久性の向上が図れる。 ◆打継ぎ面処理(コンクリートを打ち継ぐ際に、既に打ち込まれたコンクリート表面に『CS-21』を散布し、その後コンクリートを打設の場合は、【技術提案書(例) 打継ぎ部処理 https://www.cs21.jp/top/method/uchitugi/ 】を参照
価格情報
8,000円/kg(荷姿:5kg缶、税・送料別)【2025年4月現在】 ■材料費 掲載情報 物価本:積算資料 公表価格版 2025年4月号 P179 WEB:けんせつPlaza https://www.kensetsu-plaza.com/details/ci2640800_mi142120
納期
用途/実績例
コンクリート構造物(橋梁・トンネル・ケーソンなど)の打継目から、水や各種劣化因子の侵入を抑制する対策。 ※施工実績については、CS-21工法 施工実績表:工法別[2024年9月]( https://www.cs21.jp/top/documents/#60 ):P30~33/打継ぎ部・打継目・木コン部処理 を参照。
詳細情報
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『CS-21』による打継目の処理 / 施工目的:コンクリート表面の打継目に沿って、けい酸塩系表面含浸材を塗布することで、打継ぎ界面の微細空隙を充填し、打継目からの水および各種劣化因子の侵入を抑制し、品質の向上を図る。 ※詳細は、技術提案書 記載例:打継目の処理( https://www.cs21.jp/top/method/uchitugi/ )をご参照ください。
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『CS-21』による打継面の処理/施工目的:コンクリートを打ち継ぐ際に、既に打ち込まれたコンクリート表面に、けい酸塩系表面含浸材を塗布することで、目視では発見し難い微細ひび割れなどの空隙を含む表層部を緻密化させ、打継目からの漏水を防止(または 水および各種劣化因子の侵入を抑制)し、品質の向上を図る。 ※詳細は、技術提案書 記載例:打継ぎ部処理( https://www.cs21.jp/top/method/uchitugi/ )をご参照ください。
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CS-21(液体)は、硬化したコンクリート表面に塗布することで、表面からの目視では視認し難い微細ひび割れや打継目などの空隙を充填して表層部を緻密化します。 また、雨水等の水分供給下で継続する反応により、施工後に新たに発生する微細空隙を充填して、ひび割れの進展・拡大を抑制します。 これらの性能により、かぶりコンクリートを健全に保ち、水や各種劣化因子の侵入(鋼材腐食)を長期にわたり抑制します。 CS-21による打継ぎ部処理以外の他の工法(躯体防水・ひび割れ補修等)、他のCS-21シリーズ製品(新設表面保護材CS-21ネオ・既設表面保護材CS-21ビルダー・CS-21ひび割れ補修セット等)につきましては、アストン社WEBサイト( https://www.cs21.jp/ )をご覧ください。
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アストン協会会員一覧(北海道~沖縄):CS-21シリーズ製品の特約店・特約施工店 https://www.cs21.jp/top/associ01/
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けい酸塩系表面含浸材(液体)の塗布によるひび割れ・打継目の耐久性向上対策/CS-21シリーズ製品 https://www.cs21.jp/top/method/hibiware/
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CS-21:ひび割れが多く発生している場合には、ひび割れに沿って部分的に塗布するよりも、部材全面に塗布した方が効率的なケースもあり ■経年劣化や凍害などにより表面に微細なひび割れが発生し、既存ひび割れの進展防止、および新たなひび割れの発生も防止し、凍結融解抵抗性を向上させる対策工が検討。補修工法の要求性能として、微細なひび割れにも浸透すること、補修後の耐久性が増すこと、部分補修しても景観に違和感がないこと、施工性に優れることなどの条件が設定され、試験施工が実施された結果、CS-21が採用。施工後、管理者が実施した追跡調査により、既存クラックの減少と、新規クラックの発生抑制効果が確認された ■関連資料>国土交通省>ダム総合点検実施要領・同解説(参考資料):参-44 矢木沢ダム https://www.mlit.go.jp/river/shishin_guideline/dam/pdf/04.pdf
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CS-21:JR西日本 認定補修材料 コンクリート構造物の補修の手引き【第8版】 https://r2sj.net/civil/12377 ■一般環境(ひび割れ幅を0.2mm未満・15mm以下のかぶり不足)の中性化の進行、塩害環境(ひび割れ幅を0.2mm未満・10mm以下のかぶり不足)の塩化物イオンの浸透を20年程度阻止
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CS-21:NNTD登録番号0236 https://nn-techinfo.jp/technology/29 ■農林水産省:農業水利施設の補修・補強工事に関するマニュアル【開水路編】>けい酸塩系表面含浸工法(反応型)に使用する材料・工法の品質規格値(案)に適合
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CS-21:旧分類>コンクリートライブラリー119表面保護工法設計施工指針(案)けい酸ナトリウム系表面含浸材の「評価基準(JSCE-K571)」以上の品質
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企業情報
株式会社アストンは、CS-21シリーズ製品の開発・製造会社 ■CS-21シリーズ製品の基となった『CS-21』は、開発当初(1993年)、漏水補修工事おける注入止水材でしたが、その後、塗布材としても適用され、現在では、コンクリート構造物の表面保護、躯体防水、打継ぎ部処理、ひび割れ補修等に用途が拡大 ■用途の拡大と共に、各工法に対応した新たなシリーズ製品や補助剤を開発・製品化 ■目的の効果を発揮させるためには、製品の反応特性を理解し、現場のコンクリートの状態や環境にあわせて適切な工法を選定して施工を行うことが重要 ■選定した製品・工法による効果を有効に発揮させるため、全国の特約店・特約施工店と共にアストン協会を2002年に設立し、管理者を育成する等技術の向上に努め、アストン協会員会社による責任施工または技術指導による施工体制を実施 ※工法の難易度が低く、比較的、施工が容易な一部の製品(CS-21ネオ・CS-21ひび割れ補修セット)等については、アストン協会員会社より、材料販売対応もあり:アストン協会員リスト(北海道~沖縄)→ https://www.cs21.jp/top/associ01/