C#によるイベントソーシング・CQRSフレームワーク「Sekiban」を、オープンソースソフトウェアとして公開しています。
2023年12月12日、Azure Cosmos DBなどのドキュメントデータベースをイベントストアとしたイベントソーシング・CQRSフレームワーク「Sekiban」を、マイクロソフト コーポレーションが提供するスタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」による支援の下で開発し、オープンソースソフトウェアとしてリリースしました。 ■「イベントソーシング」がもたらす代表的なビジネス上のメリット 1.データ価値の向上 ・全てのデータをイベント形式で記録する:様々な用途に応じたデータの利活用がしやすい 2. データ信頼性の向上 ・記録済みのデータは変更・削除できない:トレーサビリティ(追跡可能性)を提供。情報改ざんリスクの低減。 3. システム品質・保守性の向上 ・過去のどの状態も再現できる:問題発生時の状況や原因を特定しやすい ■「Sekiban」を利用することによる開発上のメリット ・コマンド、イベント、プロジェクション、テスト、クエリを容易に実装できるため、重要なビジネスロジックに集中することが可能となる
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基本情報
■「Sekiban」の主な機能 ・シンプルなコマンドとイベント ・パブリッシュ専用のコマンドとイベント ・楽観的な集約バージョンチェック ・シングル / マルチ集約プロジェクション ・ページング機能を含むクエリシステム ・プロジェクションスナップショット ・大規模なスナップショットストレージ ・Azure Cosmos DB / Amazon DynamoDB データストアに対応 ・組み込みのテストフレームワーク ・SwaggerをサポートしたコマンドとクエリWeb APIジェネレーター ■OSSリリースについて 「Sekiban」は、Apache 2.0ライセンスの形でGithubにてリリースしています。興味を持たれる開発者、企業は上記ライセンスに基づき無償で使用することができます。 当社はオープンソースの運営を行い、イベントソーシングや「Sekiban」についての教育やサポートを有償で提供いたします。OSS開発を継続するためのスポンサーも随時募集しています。 現在、株式会社ジャパンテクニカルソフトウェア様が特別スポンサーとして「Sekiban」を支援しています。
価格帯
納期
用途/実績例
「Sekiban」は既に複数の社内システムと4社のクライアント向けアプリケーション開発のために実際に使用されています。 現時点ではプロジェクションに関してはメモリ内で行うライブプロジェクションを採用し、中小規模のシステムに対応したものとなっていますが、これからさらに大きなシステムに対応するための機能を追加していきます。 「Sekiban」に関心をお持ちになりましたら、当社コーポレートサイト、Sekibanサービスサイトよりお気軽にお問い合わせください。
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私たちは クライアントから聞き、一緒に考え 妥協のない技術力で アジャイルに創り上げ、カイゼンして クライアントのビジネス成長を支える ITソリューションを提供します。