非接触で河川・水路の24時間流速観測が可能に!小型・省電力の流速計。 水位観測も1台で完結し、流量も内部で計算し出力。
RQ-30はオーストリアSommer社により開発された連続的に河川や水路の流量を測定するレーダーセンサーで、表面流速と水位を測定する2つの非接触型レーダーセンサー(技適取得済み)が一体となった装置です。非接触での測定のため、システムは堆積物や浮遊物による損害を受けません。たとえば洪水の状況においてもメンテナンスに手がかからず、高い信頼性が得られます。学習機能を搭載しており、雨や現場の地形等に起因する計測ノイズを効果的に取り除くことができます。検出観測測定下限は0.1m/sと非常に小さいため緩やかな流れの計測も可能です。水面までの距離は0.5mから30m(35m,15mモデルもあります)となっており小規模水路から大きな河川まで幅広い計測に対応しています。低消費電力のため、無電源環境での連続運用が容易です。
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基本情報
・メンテナンスフリー ・水中の構造物が不要 ・洪水時でも完全な動作 ・低消費電力のため太陽電池での運用が可能 ・正負両方の流れに対応 ・広い測定範囲(0.08~16/s) *ただし流れの状況による ・植生のある場所でも測定可能 ・取り付け角度の自動補正機能搭載 ・断面プロファイルの入力により流量を自動計算可能 ・特定小電力無線を使用しているため無線局の届出が不要
価格帯
100万円 ~ 500万円
納期
※システム構成により納期は変動しますので、お気軽にお問い合わせください。
用途/実績例
・河川流速計測(低水流量観測と高水流量観測の両方に対応) 独自の信号処理アルゴリズムにより、豪雨や降雪時においても安定して計測を行うことができます(実績あり)。 ・水門開閉のセンサとして 流れの方向(順流と逆流)と流速を計測できますので、水門開閉のスイッチとして利用されています。
詳細情報
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センサーが軽量小型(本体5.6kg)であるため、取付工事の労力がかかりません。計測・電源ユニットもコンパクトなため、ポール取付可能です。 小型太陽電池パネルによる無電源運用が可能であり、欄干取り付けにも対応しています。 また、データ処理装置部がセンサーに一体化されているため、処理装置用の収納庫が不要です。
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雨量強庭60mm/h相当でも安定したデータ取得の実績あり。 ※川崎市河川の実証フィールドにおいて
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正負両方の流れを区別して計測可能です。河川の逆流についても検出・解析を行うことができます。
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専用データロガー(CSM-MRL-8)により流速・水位データの連続記録が可能。 データロガーにモデムを接続することで遠隔地でのデータの確認、ダウンロードが実現できます。システムは太陽電池にて駆動可能です。
ラインアップ(2)
型番 | 概要 |
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CSM-RQ-30+ | 流速・水位同時計測モデル。学習機能付き。流量の内部計算可能。 |
CSM-RG-30+ | 流速計測のみのモデル。水位計がすでにあるサイトやRQ-30+と組み合わせて計測する際に使用 |
企業情報
システムインテグレーターとは、システムの設計、構築、導入、保守、運用などの業務を一貫して請け負う事業者のことです。 クリマテックでは、「こういう計測できますか?」というお問い合わせをよくいただいております。 自然計測のシステムインテグレーターである弊社だからこそ、様々な自然環境下での導入実績があり、砂漠、雪山、海上など、どのような条件の中でも、ベストなご提案をさせていただきます。