建築基礎の次世代工法‼ 鉄骨造基礎工法で既成杭と柱を直接接続することで、コストの削減と工期短縮を実現
従来の鉄骨造基礎工法では、鉄筋コンクリート造の基礎を構築後、その基礎上に上部構造の鋼製柱を接合している。この工法では、基礎を構築する型枠工事・鉄筋工事・コンクリート工事の作業スペースを確保するために、掘削する土量および基礎完成後の埋戻し土量が多く、かつ、狭い範囲での作業のため作業性が悪い等の問題を抱えている。 これらの問題を解決するために、既製杭、鋼製基礎梁、鋼製柱を組合せた杭頭接合工法(杭継な剛工法)を開発し、(一財)日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得した。本工法は、上部構造の基礎梁を鋼製梁とし、1本の鋼製柱に1本の既製杭を用いた基礎形式を対象とし、既製杭と鋼製柱を鋼製の特殊な金物で結合することにより、型枠工事・鉄筋工事・コンクリート工事を省略し、 コストの削減と工期短縮を可能としている。
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基本情報
鋼製柱の直下に施工された既製杭頭部に、アンカープレート受台を取付けた鞘管を被せ、既製杭頭部との隙間に無収縮モルタルを充填して鞘管と既製杭とを一体化させた後、接続ボルトを取付けたアンカープレートを溶接し、アンカープレートと鋼製基礎梁を取付けた鋼製柱とを無収縮モルタルを介して接続ボルト(ねじ込み方式とスタッド溶接方式の2種類)で両者を一体化させる既製杭、鋼製基礎梁および鋼製柱を組合せた杭頭接合工法である。 本工法の大きな特徴は、アンカープレート受台設置後にアンカープレートを現場溶接することにより、基礎梁に鋼製の梁を採用した場合に課題となる杭の施工誤差を吸収できる点である。
価格情報
設計条件で価格は変わります。問い合わせ頂ければ、個別に見積り致します。
価格帯
1万円 ~ 10万円
納期
~ 1ヶ月
用途/実績例
基礎梁に鋼製の梁を採用し、かつ1本の鋼製柱に1本の既製杭を用いた基礎形式を持つ鉄骨造の構造物で、延べ床面積10,000m2未満で地下階を有さず、5階以下の建物に適用する。また、上部構造と杭頭の接合部には圧縮力が作用することを条件としている。既製杭は鋼管杭または既製コンクリート杭を対象とし、使用できる外径は鋼管杭で139.8mm〜508.0mm、既製コンクリート杭で200mm〜500mmである。
詳細情報
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アンカープレート受台上面に溶接した アンカープレートにより、基礎梁に鋼製の梁を採用した場合に課題となる杭の施工誤差、いわゆる、杭心の施工誤差を吸収することができる点である。 本工法は、鉄骨構造物で、基礎梁に鋼製の梁を採用し、且つ1本の鋼製柱に1本の既製杭を用いた基礎形式を持つ構造物に適用する。
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「一般社団法人日本建築総合試験所」の建築技術性能証明(GBRC 性能証明 第15-12号 改)を取得。
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株式会社マイスターは、土木工事に関する工法や装置を取り扱っております。 硬質地盤の掘削を低振動・高効率で行う「A&Drock工法」をはじめ、 場所打ち杭用鉄筋かごの自動組立技術「強筋太郎」などをご用意。 ご要望の際はお気軽に、お問い合わせください。