サビランAを鉄筋コンクリート表面に塗布することで防錆剤(亜硝酸イオン)が浸透し鉄筋に不動態被膜を形成させ、防錆処理が行われます!
本技術は、浸透性の防錆剤を鉄筋コンクリート表面に塗布して、非破壊で内部鉄筋を防錆する防錆工法です。 従来も鉄筋コンクリート表面に塗布する工法は存在しましたが、外部からの劣化因子の進入抑制には効果的であるのに、既に内在する劣化因子(塩化物イオン、既中性化領域等)への抑制効果は殆どないことから、十分な防錆効果は期待できていませんでした。 本技術では、新たに開発した高浸透性防錆剤(サビランA)を既設コンクリート表面に塗布後、内部に十分に浸透させて(サビランAの表面張力は従来品の1/2.7)内在劣化因子による鉄筋の潜在劣化を非破壊的に抑制します。更に、水密性向上剤(サビランP)の塗布により、外部からの劣化因子の更なる進入を同時に抑制するという工法により、鉄筋コンクリート中の鉄筋に対して、長期にわたり、安定的に防錆効果を発揮します。 ■サビランAの浸透性向上の技術的説明 下記の複合型界面活性剤を配合した防錆剤組成物の作用により、サビランによる防錆効果が得られます。 ・特定のエーテル型ノニオン界面活性剤(表面張力低下能が最大) ・水難溶性の特定界面活性剤(濡れ性向上能大)
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基本情報
【適用条件】 1.自然条件 ・外気温度およびコンクリート表面温度が5~40度の範囲であること。 ただし、冬期(冬季)対策(保温養生等)を実施する場合はこの限りではありません。 ・降雨等により施工面が濡れた状態にならないこと。 濡れる場合には適切な養生方法が必要となります。 2.現場条件 ・鉄筋かぶり深さ50mm以内であること。 ・作業にあたっては防護服及びゴム手袋、保護メガネ又は顔面用の保護具を着用すること。 ・浸透性防錆剤、水密性向上剤の塗布は、ローラーまたは刷毛を基本とします。 3.技術提供可能地域 ・特に制限なし。 4.関係法令等 ・特になし。
価格帯
納期
用途/実績例
【適用用途】 ・既設鉄筋コンクリート構造物の補修 ・既設鉄筋コンクリート構造物の予防保全型維持管理 ※特に、面的に補修を行う場合に効果的 【実績例】 ・国土交通省 : 1件 ・その他の官公庁等: 10件 ・その他の民間等 :181件
詳細情報
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完全中性化コンクリート試験体による防錆効果確認試験
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従来工法との比較
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当社は、NTTが保有する地下インフラ設備に関する業務を一元的に実施する とともに、一般市場における社会インフラの充実・高度化を通じ、社会への 貢献を推進する目的で1999年に設立しました。 NTTグループの「通信サービス」を守るとともに、「安心・安全・快適」な 街づくりを通じて、地域社会に貢献する役割を果たしてまいりたいと 考えております。