濡れるほど木材が強くなる、ホウ酸を配合した「チョーク状木材保存剤」
「ボレイトスティック」は、ホウ酸木材保存剤・DOT(八ホウ酸二ナトリウム四水和物)を特殊技術でチョーク状に固めた木材保存剤です。 「ホウ酸」には抜群の防腐防蟻効果があります。しかし、水に溶けやすいという弱点があり、水に濡れる木材にはホウ酸処理を行うことが出来ません。そこで、逆転の発想で開発した製品が「ボレイトスティック」です。 「ボレイトスティック」が挿入された木材が濡れると、「ボレイトスティック」から溶け出したDOTが木材に含まれる水分に従ってゆっくりと広がっていきます。木材内部に広がったDOTにより、木材を腐れやシロアリの被害から守ります。 公共施設(公園や木橋など)に使用実績があります。木橋「常磐橋」(北九州)の防腐工事において1600本余りの「ボレイトスティック」が処理されています。
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基本情報
原材料:DOT(八ホウ酸二ナトリウム四水和物)98%、その他 サイズ:直径9mm、長さ約70mm 梱 包:100本入り 保 管:湿気、水分を避け常温で保存 用 法:処理対象木材に10mmの穴を開けて「ボレイトスティック」を挿入し、プラスチック栓や木栓で穴を塞ぎます。1年から5年ごと(使用環境によります)に残量をチェックし、適宜「ボレイトスティック」を追加挿入します。 ※本製品は必ず木部内に密封し曝露させないこと。
価格情報
500円/本(税・送料別) 販売は一箱(100本入り)単位
価格帯
1万円 ~ 10万円
納期
~ 1週間
用途/実績例
在来浴室の土台、床下やウッドデッキの束柱、ポーチ柱、門柱、木橋など。
企業情報
意味のない合成殺虫剤処理 これまで日本では木の家を新築する際、ほとんどの場合、合成殺虫剤による防腐防蟻処理がおこなわれてきました。農薬を由来とする合成殺虫剤は効果が長続きしないことから、数年に一度は再処理が必要となります。しかし、きちんと再処理するには経済的な負担が大きくなるだけでなく、住まい手の健康や生態系など地球環境にとってもリスクがありました。そのため、実際に再処理されている家はごく僅かで、今ある日本の木の家のほとんどは腐れやシロアリに対して無防備な状態にあるのが現実です。 これからの防腐防蟻は「ホウ酸」で 一方で自然素材である「ホウ酸」に防腐防蟻効果があることをご存知でしょうか。農薬に厳しい欧米では、すでにホウ酸処理がスタンダードになっており、日本においてもきちんとした知識と技術があれば、安全・安心なホウ酸で防腐防蟻対策がおこなえます。ホウ酸は、無機物であることから揮発せず、新築時に処理すれば効果が長期にわたって続きます。再処理を必要としないため経済的にも安心です。安全性が高いことから全構造材に処理することができ、拡大しているアメリカカンザイシロアリの被害にも対策できるのが強みです。