地震の揺れにより損なわれる内装材の被害を軽減させる為、天井と壁の間にクリアランスを設ける際の天井見切縁です。
「吸震見切」は、地震による天井の揺れを見切縁が吸収し、一般的な見切縁と比較して天井材の破損を軽減します。また、天井と壁の間の隙間を隠すことが出来ます。国土交通省の技術的助言では、「重量の大きい(面内剛性の高い)天井材については、天井面の一部を、周辺の構造骨組や仕上げ材に、剛に取り付けたり、接して取り付けたりすると、地震時に天井材の水平方向の慣性力により、天井材に局所的に大きな力が作用し損傷につながるおそれがある。従って、比較的広い天井面を覆う天井材では、天井面と周囲の壁等との間に、十分なクリアランス(隙間)を設けることが必要である。と示されています。(国住指第357号)