後施工プレート定着型せん断補強鉄筋によるせん断補強工法です。
ポストヘッドバー (Post-Head-bar)工法とは、既存構造物の表面からPHbドリルなどで削孔を行い、その孔内に専用モルタルを充てんした後で、後施工プレート定着型せん断補強鉄筋“ポストヘッドバー”を挿入し、補強対象構造物と一体化をはかり、部材のせん断耐力を向上させる工法です。 これまで困難とされていた既設構造物のせん断補強を容易かつ経済的に実現できる革新的な耐震補強工法です。 【特徴】 ○内空断面を犯さずにせん断補強が可能 ○曲げ耐力を一定にしたまません断耐力だけを大きくできる ○軽量・小型な専用ドリルで施工できるため、狭い空間でも施工可能 ○専用ドリルを用いることに伴い鉄筋損傷・切断の危険がなくなる ○背面地盤の掘削が不要なため短工期・低コストで施工できる 詳しくはお問い合わせ、またはカタログをダウンロードしてください。
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基本情報
【適用範囲】 ○主な補強目的:レベル2地震時のせん断耐力向上 ○ポストヘッドバーの径:D13、D16、D19、D22、D25、D29、D32 ○ポストヘッドバーの材質:SD345、SD390(SD295A・Bには対応していない) ○主な対象構造物と部位 ・地震時の応答が周辺地盤の挙動に支配される地中構造物の壁 ・壁付き柱 ・底版 ・頂版およびこれらに付随するはり ○施工後の変形性能の照査を行った上で適用可能な対象構造物と部位堰、 水門などの底版部や立上りの壁部 ・背面が地盤である橋台 ・鋼板巻き立て・RC巻き立て工法等による耐震補強が 困難な周辺環境・立地条件下にある橋脚 ・地下部から連続して立上っている地上部の構造物 など ○適用できない構造物と部位 ・地震時に大きな変形を許容する必要がある構造物・部位 ●詳しくはお問い合わせ、またはカタログをダウンロードしてください。
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ポストヘッドバー工法研究会は、2007年に発足し、これまでにポストヘッドバー工法研究会会員企業により1.147件の工事に適用され、ポストヘッドバーが200万本近くが施工されています。 ポストヘッドバーは、下水処理・浄水施設、鉄道・道路・水路トンネルなどの地中コンクリート構造物の他、堰・水門、橋台などの地上構造物にも適用できる可能性がある効率的なせん断補強技術です。 今後とも、本工法の効率的な施工法の改善に努めるとともに、今後予測される耐震補強の有力な手段として、この工法を積極的に提案し、本工法の普及に取り組んでまいります。