浸透性材料で初めて建設技術審査証明を取得 スケーリング用 無機質含浸コンクリート表面保護材
寒冷地や山間部等、凍結融解の作用を受けるコンクリート構造物は、コンクリート中の水分の凍結膨張と、融解の繰り返しによって、微細ひび割れ、スケーリング、ポップアウトなどを生じ、コンクリート表面部より劣化します。 スパイクタイヤの規制以後、塩化ナトリウム等の凍結防止剤の散布量が増大しています。この為、沿岸部は勿論、凍結防止剤の散布地域等、塩分の影響を受ける環境下にあるコンクリート構造物は、スケーリング損傷が顕在化しています。 また、スケーリングによるコンクリート構造物の劣化は、美観が損なわれるばかりでなく、著しく進行した場合、コンクリート断面減少による耐荷重の低下や、鉄筋のかぶり厚さの減少とコンクリートの脆弱化による鉄筋腐食のリスクの増加など、コンクリートの耐久性が著しく低下する事があります。 スケーリング対策はコンクリートの配合を管理する事でしか出来ませんでした。 「T&C防食」はスケーリング対策を新設、既設を問わず行う事が出来ます。 施工は全国のT&C防食工法協会会員が施工致します。 T&C防食工法協会ホームページ http://http://nikko-tca.com/
この製品へのお問い合わせ
基本情報
「T&C防食」は性質の異なる2種類の含浸材をコンクリート表面に塗布する事により、凍害によるスケーリング劣化を抑制する工法です。 まず、珪酸塩系含浸材を、コンクリートの表面に塗布することにより、コンクリート中のカルシウムイオン等とのイオン置換反応により生成された珪酸カルシウムを主体とする不溶性物質により、毛細管空隙を充填し、表層部コンクリート組成を緻密化します。 次に、シリコン系の含浸材を塗布することにより、コンクリート表層部に耐久性のある吸水防止層を形成します。 その結果、1種類塗布に比べ、コンクリート中の細孔を無機不溶性物質により、さらに充填することが可能になります。 同時にコンクリート表層部が強化され、剥離応力に対しても抵抗性が向上し、劣化を抑制します。 8つの特徴を持っています。 1.耐久性の高い材料 2.外観を変化させない透明性 3.施工が簡易な表面塗布材料 4.剥離の起こらない浸透性材料 5.無処理コンクリートの5倍の防水性 6.塩化物環境下でのスケーリング防止性 7.重金属など有害な物質を含まない安全性 8.新設・既設を問わず劣化対策が行える汎用性
価格帯
納期
用途/実績例
北海道 国道231号増毛町 日方泊トンネル新設工事 栃木県 五十里ダム クレストゲート補修工事 長野県 国道153号上穂沢川橋PC上部工事 長野県 浦上川線 高架橋床版防食工事 コンクリート 床版 東京都 敬仁病院新築工事など
カタログ(1)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
株式会社日興は塗料の原料を石油から石英に切り替え、「常温ホーローコーティング」技術を軸に無機質剤を開発し、電子部品から建築・土木構造物まで、幅広いマーケットを開拓しております。 文明と産業活動の発展とともに私達の生活は豊かになりました。しかしその豊かさの裏側で自然環境への負荷、産業廃棄物の処理にともなう環境汚染、地球温暖化など、現代では世界規模での環境破壊が問題になっています。 日興は、「無機塗料」は自然環境への負荷を減らし、人々の健康と安心・安全を守り、かつライフサイクルコストの低減を可能にすると考え、製品開発に取り組んでいます。