【沿岸技術研究センター認定:第14002号】 大規模野外注入試験による19年の経年固結性を実証!
「恒久グラウト注入工法」は薬液注入工法の一つです。本工法の改良目的は本設改良でありますが、近年仮設改良目的の注入工法としてもその適用範囲が広がっております。使用する注入材は恒久性の理論と実証がなされた「恒久グラウト」を使用し、その注入形態は地盤の堆積状態(骨格構造)を乱すことのない浸透注入形態となり、地盤を均質に改良することを原則としています。 『超多点注入工法』は、1ノズルあたり平均注入速度3リットルという、極めて低吐出での注入を、1ポンプあたり32本のノズルから同時に注入することで理想的な浸透注入と高い施工性を両立させています。 【大規模野外注入試験による19年の長期耐久性の実証】 恒久グラウト(注入材)と注入工法(超多点注入工法など)を組み合わせた大規模野外注入試験による浸透固結性と経年固結性の実証試験などの成果が評価され、平成14年度地盤工学会技術開発賞(米倉、島田)を受賞しています。大規模野外注入試験後も確認試験は継続され、2018年には19年後の経年固結性を確認しています。
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基本情報
【特長】 1)標準的な吐出量(注入速度)は1.0L/分~6.0L/分の低吐出である。このため注入地盤の変位を制御できる。 2)1ユニットで32箇所を同時注入する専用の多連ポンプを採用しており、低吐出でありながら施工能力が高い。注入プラントはユニット化されているため、狭隘な場所での施工性が高い。 3)注入管は内管6mmの細いフレキシブル管(注入細管)を採用し、芯材を中心に結束される。注入管の長さは任意に調整可能であり、適切な位置に注入口を配置できる。 4)各注入箇所の注入圧力・流量を監視し、このデータをリアルタイムに表示・記録・制御する管理装置(マルチ多連システム)を採用し、薬液注入において緻密な注入施工管理が行える。 5)注入材は専用注入材を使用する。 【本設注入試験センターの完備】 ・本設注入試験センターでは、現場採取土を用いた事前配合試験を行い、そこから得られたデータに永年の産学協同研究による知見を付加することで、より信頼性の高い品質を施工会社、企業主等の関係各位に提供しています。
価格情報
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納期
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用途/実績例
【専用注入材】 超多点注入工法は下記の専用注入材を使用します。 ・溶液型恒久グラウト:無機溶液型「パーマロックシリーズ」/用途:液状化防止、ゲルタイム:数秒~数十時間 ・シリカゾルグラウト:無機溶液型「ハードライザーシリーズ」/用途:止水・地盤改良、ゲルタイム:数秒~数十時間 【主な用途・実績】 主な対象地盤:砂質土や砂礫土 用途: 港湾施設における構造物基礎地盤の液状化対策 岸壁・護岸背面砂地盤の吸い出し防止対策 土圧軽減対策 長期的な止水対策 地盤強化・支持力増強 タンク下部の液状化対策 シールド掘削時の地盤強化 など 施工実績:160件以上 【東日本大震災後の追跡調査】 東日本大震災以前に本工法で液状化対策工を実施していた箇所について震災後追跡調査を行った結果、改良地盤に被害がないことを確認しています。 【生分解性注入管・バイオチューブの適用】 薬液注入後に注入管の撤去を求められる工事や環境への配慮が求められる工事に生分解性注入管「バイオチューブ」の適用が可能です。 ※詳しい技術資料・カタログは当社HPの問い合わせフォームよりご請求下さい。
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強化土エンジニヤリングは1969年創業以来、創造(クリエイティブ)、 挑戦(チャレンジ)、連携(コラボレーション)の3Cをキーワードに 「継続こそ力なり」を企業理念に掲げ、産学協同研究、異業種共同研究、 などを通して、地盤強化分野での技術革新と新市場の創造に 取り組んで参りました。 強みは、地盤改良・強化分野で常に先端の技術を行く企画力と開発力、 そして地盤注入開発機構がもつ市場への技術発信力であると言えます。 当社が持つ様々な知的財産による社会貢献を目指して邁進していく所存です。