盛土補強土壁工法
RRR工法(Reinforced Railroad with Rigid Facing-Method)とは、補強土工法の原理を用いて、従来形式の擁壁の代替え工法として開発された新しい土留め(補強土壁)工法です。従来の擁壁は、力学的に考えれば、土による作用外力(土圧)に対して、躯体重量や基礎の地盤反力で支えようとする構造であり、土と敵対し、力には力で対抗しようとする思想の構造物でした。これに対して補強土壁工法は、土中に引張り補強材を配置することにより土自身の安定化を促進する方法であり、土と共存しようとする思想の構造物です。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
【特徴】 ○補強材が格子状の面状ジオテキスタイルなので、土との摩擦、噛み合わせ効果が得られやすく、 補強材の敷設長を短くすることが可能。 ○ジオテキスタイルを比較的密に配置するため、使用できる盛土材料の適用範囲が広い。 ○補強盛土施工後、盛土の変形が収束するのを待って、剛性の高い一体の壁面工を構築するため、 法面近くまで十分な締固めができ、壁面完成後は盛土の安定性が高く、変形性が小さい。 ○曲げ剛性を有する一体の壁面工と面状補強材を一体化して補強土擁壁を構築するため、 耐震性が著しく向上する。(平成7年兵庫県南部地震で実証済み) ○鉄道における迷走電流による補強材の腐食がない。 ○鉄道における電柱基礎を壁面と一体化させることができる。 ○鉛直、あるいは鉛直に近い壁面(土留め構造物)の構築が可能になり、従来の盛土に比較して用地が大幅に縮小できる。 ○大型重機を用いることなく施工が可能であり、従来の盛土よりも狭い用地や狭隘な場所でも施工が可能。 ●詳しくはお問い合わせ、またはカタログをダウンロードしてください。
価格情報
-
納期
用途/実績例
・詳しくはお問い合わせください。
カタログ(1)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
RRR工法協会は、面状補強材、あるいは棒状補強材と剛壁面の効果を有効利用することによって、合理的で安定性の高い土構造物を提供する補強土工法の普及と技術向上を図ることを目的に、平成3年7月に発足いたしました工法協会であります。発足当初は、正会員・準会員総計63社でスタートし、以来、RRR工法の普及および技術の向上を目指して積極的に活動してまいりました。 本年平成20年6月には協会発足後17年が経過し、鉄道や道路の分野における補強土擁壁工として、すでに総延長100km以上の実績を有する工法協会にまで発展いたしました。これもひとえに皆様のご支援・ご協力の賜物と厚く御礼申し上げます。