TOTは、遺跡保存はもちろん地震断層の保存にも最適です!
TOTは、ケイ素を含有するアルコキシド溶液に、エチルアルコール等を溶剤として加え、そのアルコキシド溶液を加水分解重縮合させたものです。保存あるいは強化対象物に対し、本薬剤溶液を塗付・散布あるいは含浸により浸透させすることによって、対象物の粒子間で薬剤が重合固化し、強度の向上を図ることができます。これまで使用されてきた、高分子樹脂系薬剤と異なり、浸透性もよく、乾燥も早いという特徴をもち、また、使用している材料がケイ素(Si)であることから、元来の土の成分となじみやすく、自然に近い薬剤といっても過言ではありません。さらに、これまでの保存剤に溶媒として多く使用されているケトン類を使用せず、エチルアルコールを使用していることから、人体や環境に優しい、クリーンマテリアルタイプの強化保存剤です。 福井県選定 「実は福井」の技 No.119登録 国土交通省 新技術情報提供システムNETIS KK-980071登録
この製品へのお問い合わせ
基本情報
【特徴】 ○野外での耐候性が増し、風化に耐える 野外風化実験では3種類の処理を行い、耐候の経過を観察しました。無処理の土は、風雨により数週間程度で完全に流失してしまいましたが、TOT(含浸処理)の土は半年以上が経過しても元の形状を保っています。表面処理の土は、TOTが表面しか浸透していないために内部の土が一部流失しました。 ○処理後の色調や質感がそのまま 凝灰岩に対する処理では、従来の製品では多少暗色化する傾向がありますが、TOTではほとんど変化しません。また、表面に膜を張ったり、照りが出るようなこともありません。 ○表面の硬さが増加 中世の瓦に対して強化処理を行いました。押し込み硬度試験の一種であるビッカーズ硬度試験によって表面硬度(Hv)を評価したところ、無処理に比べて約4倍に増大しました。また、石材では吸水率が低く、風化に対して耐久性が高くなります。 ●詳しくはお問い合わせ、またはカタログをダウンロードして下さい。
価格情報
-
納期
用途/実績例
●詳しくはお問い合わせ下さい。
カタログ(1)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
土と石の強化保存剤TOTの開発と販売 遺跡の保存剤に。 遺跡探査 人類のビジネスに。 物理探査・機器の販売 フィールドワークのお手伝いに。 地質・環境調査 創業40年の技術力をご提供いたします。