建設発生汚染土を建設資材として有効利用する安全な不溶化処理技術 「石膏粉とホタテ貝殻を活用した自然由来重金属汚染土の不溶化剤」
自然由来重金属汚染土壌不溶化剤(RE)は、トンネル・河川・道路・ダムなどの建設現場で発生する自然由来の重金属汚染土の不溶化剤で、ホタテの貝殻と石膏粉を主成分としたカルシウム系不溶化剤である。 汚染土に本不溶化剤(溶解性)を添加することで、土粒子表面に高濃度のカルシウムが吸着した反応層(不溶化反応を促進する場)がつくられる。 この反応層で効率的に不溶化し、汚染土粒子からの重金属の溶出を抑制する。
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基本情報
【新技術の特徴】 1.経済性 少量添加で反応効率が良く、経済性に優れている。 2.工期短縮 即効性があり、不溶化効果発揮までの時間が短く、養生の時間が不要なので、工期の短縮が図れる。 3.施工性 粉体状で溶解性・拡散性に優れ、不溶化処理土は固化などの性状変化が無く施工性が良い。また、汚染土の性状に合わせて使用する汎用機械を多様に選択できる。 4.多様性 不溶化効果と吸着効果を兼ね備えた特徴を有し、現場条件に合わせて多様な工法を選択可能。 5.安全性 不溶化剤のpHは中性で、処理土は中性域で安定性を保持する特徴を持ち、将来的に自然環境条件下での再溶出・変状の可能性が低い。 6.活用性 土粒子をカルシウムイオンの反応層でコーティングするので、溶出した重金属と反応するだけでなく、溶出を抑制する効果もあり、不溶化処理後の汚染土は盛土材料などの建設資材として有効活用できる。 7.環境への配慮 不溶化剤はリサイクル材を使用しているので、生産に際しCO2排出量の削減ができる。
価格情報
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納期
用途/実績例
【用途例】 ○トンネル工事に伴う自然由来重金属汚染土の不溶化処理 ○河川工事に伴う掘削残土の自然由来重金属汚染土の不溶化処理 ○ビル、マンション建築に伴う自然由来重金属汚染土の不溶化処理
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次世代に快適な環境を残すために必要な環境情報、すべての社会資本整備の基礎となる情報を計測・分析し適切なアドバイスをするのが我々の仕事。 だからこそ「迅速・確実・丁寧」をモットーにした地道な努力が大切なのです。何よりもまず信頼されること。そのために新しい技術や知識をマスターし、豊かな人間性を育てることに当社は努力を惜しみません。 イーエス総合研究所は、環境管理・地質調査・設計・施工管理、この4つの柱で前進していきます。 また21世紀の地球環境を考え続ける我々は、総合建設コンサルタントとして有益な情報を提案してゆくためさまざまな研究努力をしております。 その代表として平成19年11月には「自然由来重金属含有土壌改良剤及び改良土壌の製造法」の特許を取得し、現在さまざまな現場で使用されております。