【防錆のはなし】第六回「錆の種類」

そもそも金属が錆びるとはどういうことでしょう?
一般的に「錆びる」という現象は金属が電子を放出してイオン化することを
言います。これを別の言い方をすると「酸化」になります。
また、「酸化」には対の言葉として「還元」という言葉があり、酸化と還元は
「電子」の受け渡しによって生じています。
このような現象で金属表面上にできたものが一般に『錆・サビ』と言われるものです。
この『錆』にはいくつか種類があり、一番知られているのはやはり鉄の錆でしょうか。
鉄錆はその状態によっていくつか慣用名があります。
次に良く知られているのは緑青でしょうか。これは銅が酸化して生じた
緑色の錆で、他にも白さびといわれるの亜鉛の錆があります。
このように一口に『さび』といっても様々で、その色や性質は多く存在しています。
もしかしたらまだ発見されていない『さび』もあるかもしれません。
でも『錆びる』・『酸化する』という現象は一つなので、その状況に応じて
対策を講じていけばよいのです。


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