パルステック工業 X線残留応力測定装置 μーX360 日刊工業新聞2012、10、23掲載 金属表面の残留応力を高速測定 小型・軽量化で持ち運び可能

パルステック工業(浜松市北区細江町中川7000-35、TEL053・522・3611、鈴木幸博社長)は電子応用機器、測定装置メーカー。レーザーをはじめとする光学関連の優れた技術と、信頼性の高い製品が高く評価されている。同社は新製品として、小型のX線残留応力測定装置「μ-X360」を6月に発売した。同製品は従来の測定装置にはない利点を持ち、金属表面の残留応力を非破壊で測定できる。
通常、金属表面の残留応力の測定にはX線の回折現象を利用して測定する。従来の装置は据え付け型でサイズも大きく、扱いやすいとは言えなかった。μーX360の特徴の1つが小型・軽量化設計だ。本体と電源ユニットを合わせた重量はわずか9.5キログラムと軽い。このため持ち運びが可能となり、使い勝手が大幅に向上した。また、測定時間の速さも特筆すべき点だ。従来の他社製品では測定に15分程度掛かっていたが、μーX360は焼く90秒で測定できる。
小型・軽量化と圧倒的な測定スピードを実現させたのが「単一入射法」という測定方法の採用だ。 ・・・中略・・・ 用途に応じたオプションも用意しており、顧客のさまざまな測定ニーズに応えていく方針だ。
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