【切削油.com】切削油の成分
「不水溶性切削油剤」と「水溶性切削油剤」の成分について詳しく解説!
切削油剤は大きく分類すると油をベースとした「不水溶性切削油剤」と水で 希釈する「水溶性切削油剤」があり、両者では成分組成が大きく違っています。 「不水溶性切削油剤」は、基本的に原液をそのまま使用し、油には石油由来の 鉱油と動植物系油脂とがあります。鉱油は熱安定性が高いのですが、油脂類は 摺動性、浸透性に優れます。 また、重加工をする場合は原液に硫黄系極圧添加剤を加えます。つまり 「不水溶性切削油剤」は鉱油、油脂類、極圧添加剤の3種類の成分から成り立ち、 切削の対象や加工の内容により成分割合を変えて使用されます。 「水溶性切削油剤」は、基本的に原液を希釈して適正な濃度で使用。 水で冷却性を大幅に高めたものですが、水をベースにして潤滑性を得るために 鉱油、油脂を加え、更に油を水に可溶化、乳化および浸透性を得るために 界面活性剤、水による錆防止や油水混合による腐敗を防止するため防錆剤、 防腐剤等を加えて作られています。 ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
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