下水道大口径管路へ更生管を挿入するさや管工法『バックス工法』
耐酸性に優れた自立性能を有する更生管を、推進装置によって挿入し更生する技術です。下水供用しながら施工できるため水替えの必要がない
既設の大口径下水道管きょを対象に、その内部に耐酸性に優れた更生管を元押し(推進)装置によって挿入し、新たな管きょを構築する、鞘管工法に分類される管更生工法です。 【用途】 ●老朽化や破損した下水道管きょの再構築や長寿命化(Ø800 ~ 2000) ●強度復元 ●浸入水に対する止水性の向上、掃流性の向上、耐食性の向上、木の根侵入防止、耐震性の向上 ●管内の通水断面を最大限確保したい場合 【特徴】 ●更生管のみで作用土水圧に対する必要強度が得られる自立管方式です。 ●下水道供用を止めずに施工ができるため(水深30cm以下)、容易に水替えができない大口径の幹線にて用いることができます。 ●推進方式であるため最大限に管内の通水断面を確保できます(薄肉構造のバックス管の採用により、既設管より1サイズ小さい管と同等以上の流下断面積を確保します)。 ●高強度コンクリートを採用した薄肉RC 構造のバックスRC管は、JSWAS A-1規格(1種)の規格破壊荷重を上回る強度を有します。また、強化プラスチック複合管構造のバックスFPRM管は、JSWAS K-2規格と同等の強度を有します。
- 企業:東亜グラウト工業株式会社
- 価格:応相談