Yano E plus 2019年9月 極低温冷凍機の動向
定期刊行物「Yano E plus」の 2019年9月号です。
◆トピックス◆ ~MRI に代表されるように超伝導は身近な存在、必要な極低温を実現するために省資源、低コストの観点での需要が高い 極低温とは、一般に、絶対零度に近い低温を指すことが多いが、その温度範囲は、捉え方によって微妙に異なってくる。 例えば、通常の冷凍機が担当する低温は、せいぜい-80℃(絶対温度で約193K:Kelvin)程度とまりであるが、常温からみればはるかに低温領域である。 超伝導の世界では、一般に、液体ヘリウム(He)温度(4.2K)以下がノーマルな極低温であり、液体窒素温度(77K)は、-196℃という低温でありながら「高温」という捉え方になる。 本稿では、極低温の範囲を、やや広くとって、液体窒素以下の温度域を指して用いることにするが、関心が高いのは液体He温度以下が圧倒的に多い。それは、極低温冷凍機の主な対象となる超伝導が実用化している温度領域が、液体He温度以下が多いためである。高温超伝導は。。。 資料体裁:B5判約100~130ページ 発刊頻度:月1回発刊(年12回) 販売価格:97,142円(税別)(1ヵ年)
- Company:株式会社矢野経済研究所
- Price:応相談