真空管式太陽熱利用システム
真空の力とCPC反射板による集光でMAX200℃まで集熱する真空二重ガラス管が真冬でも高温の太陽熱を可能にした。
真空2重ガラス管の内面に太陽光を熱に変換する選択吸収膜を蒸着しており、集熱管に太陽光が照射するとガラス管の内部は200℃程度まで上昇する。2重ガラス管の隙間が真空になっていることで、ガラス管内部は外気温の影響を受けず、冬場でも高温の熱を集めることが可能。 更に、ガラス管の背面に太陽光を集光するCPC反射板を取り付けており設置面積当たりの集熱量も最大となる。 太陽熱集熱器には、平板式、ヒートパイプ真空管式、U字パイプ真空管式とあるが、U字パイプ真空管式でCPC反射板を有する「ソラリス」は最も設置面積当たりの集熱量が高い。 この太陽熱集熱器を熱源として、様々なソリューションが組まれる。1つは、老人福祉施設や病院、公衆浴場など多くの給湯需要がある施設の給湯ボイラーの補助熱源としての利用。もう1つは、オフィスビルや大型商業施設、学校などのセントラル空調としての利用。太陽熱は、冷房、暖房、除湿などの空調システムにも利用されている。 地球温暖化防止に必要なのは化石燃料をできるだけ使用しない社会であるが、太陽熱利用システムは地球環境の保護に大きく寄与することができる。
- 企業:株式会社寺田鉄工所
- 価格:10万円 ~ 50万円