【図解】ブラスト処理が塗装にもたらす効果
ブラスト処理をすることにより、塗装の密着性が大きく向上し美しい外観を得る事ができます。
ブラスト処理とは 圧縮した空気と研磨剤を同時に噴射する事で素材と研磨剤を高速で衝突させる「素地調整」の一種です。 高速で衝突した研磨剤は素材の表面を削り取り、素材を露出させます。 なにも処理されていない素材の表面には酸化被膜(ミルスケール)や錆、不純物が多く付着しています。 これらの不純物は除去しておかなければ、塗装はたちまち剥がれ落ちてしまいます。 入念な素地調整は塗装不良を未然に防ぐ事が出来るのです。 ブラストは薬品等は使用せず、研磨剤の種類も多くあるので対象の材質を問わず加工できる事も大きなメリット。 また塗装のみならずメッキやライニング、コーティングなど前処理としても非常に有効です。 表面に研磨剤が衝突してできた無数の凹凸に接触面積は増大し、さらに隙間に侵入し硬化する『アンカー効果』を得る事ができるのです。 これらの効果で密着性が大幅に上昇し、塗装の仕上がりも美しくなります。 不純物は一切なく、強力に密着した塗装は通常の塗装と比較し、防錆効果が3~4倍も長持ちすると言われています。 塗り替え、補修、メンテナンスの頻度を減らし、間隔を延ばすことで資源とコストの削減が可能です。
- 企業:原田鉄工株式会社
- 価格:応相談