【自治体導入事例】吹雪・ホワイトアウト対策で カメラを導入・設置し交通事故リスクを低減
AGCと日本気象協会、北海道月形町は、窓(室内面)に設置する屋外撮影用カメラ「ミハルモ」で取得したリアルタイム画像と、日本気象協会のAIを組み合わせ、月形町内でホワイトアウト*1発生予測と1時間先までの視程予測をデジタルサイネージで発信する実証実験を実施しました。(2024年12月〜2025年3月) 実際にこの実証実験後のアンケートにより、冬季の交通事故リスク低減に一定の効果が示唆されました。ここでは、「ミハルモ」を活用した実証実験により、実際のお困りごとの軽減にどのように貢献してきたのか、ご紹介します。 *1 ホワイトアウト・・・本来は地面が雪に覆われ全天が薄い雲に覆われて、周囲が一様に白く見えて空と地表面の区別ができなくなる現象を指しますが、雪や吹雪によって視界が完全に遮られ周囲が全く見えなくなる現象のことも指して使われます。この時、周囲が白一色となり運転者からは前方の道路や障害物がほとんど視認できず、交通事故のリスクが高まります。ホワイトアウトは特に著しい視界不良の状態を指し、冬季に北海道などの寒冷地域でよく発生します。
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基本情報
◆北海道(ゆきぐに)における「お困りごと」 北海道では、吹雪による視界不良が長年にわたり深刻な課題となっています。ホワイトアウトにより前方の道路が完全に見えなくなり、交通事故の発生や多重衝突事故に起因する通行止めによる物流への影響が生じるリスクも少なくありません。 また、一般的な気象予報は広域予測であり、局地性が強いと言われているホワイトアウトの発生有無をピンポイントで把握することが困難でした。 ◆「ミハルモ」と日本気象協会のAIを活用した冬季のホワイトアウト予測の実証実験とは? この実証実験では、ホワイトアウトに起因する冬季の交通事故リスク低減を目的として、AGCの「ミハルモ」と日本気象協会のAIを組み合わせた、より高精度なリアルタイム視程情報の提供を行いました。これをもとに日本気象協会が逐次補正したピンポイント視程予測情報の発信が可能となりました。 ◆実証実験により得られたメリット 実証実験後のアンケートでは、回答者のうち62%がこの予測情報を活用して移動タイミングの調整や普段以上の安全運転を行ったという結果が得られ、冬季の交通事故リスク低減に一定の効果が示唆されました。
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◆「ミハルモ」活用による差別化のポイント 「ミハルモ」とAIを組み合わせることにより、高精度なリアルタイム観測データの取得に加えそのデータに基づいた予測情報の提供が可能となります。 この「ミハルモ」は屋内設置型の屋外撮影用カメラであり、マグネットによる簡単着脱方式を採用しているため、次のような特徴があります。 ・屋内設置のため外部環境の影響を受けにくい(防水・防塵、低温対策の負担が軽減され、メンテナンスの工数も抑えられる) ・一般的な屋外設置カメラと比較して、設置工事が不要なため導入までの期間・費用面での負担が抑えられる実際に、今回の実証実験においても、「ミハルモ」の設置は約1時間で完了し、屋外の平均気温が氷点下となる期間中でも、安定した画像データを取得することができております。 今回は、ホワイトアウト予測の為の「ミハルモ」実証事例のご紹介でしたが、今後も冬季の交通安全対策や道路管理などに課題を抱える自治体・道路管理者様へ向け、多様な「ミハルモ」活用方法の提案を続けていきます。
企業情報
AGC 建築ガラス アジアカンパニーは、ガラスを通じてビル、構造物に対してのソリューションを提供する会社です。 この中にある通信事業開発部では、身近な建物の「窓」を新たなインフラ拠点と捉え、事業化を進めています。 景観を損なわず窓ガラスを基地局化することができるガラスアンテナ「WAVEATTOCH」、そして、窓を通じて映像・データを取得、活用する構想のもと、窓設置カメラ「ミハルモ」を活用した事業展開に加え、各種センサーの開発・提供にも取り組んでいます。 ガラスメーカーならではの技術で、通信品質の向上や街のDX化に貢献します。






