グラウト注入により地中から建物を持ち上げるi-LIFT工法
地盤内部にグラウト(注入材)を注入し、傾斜・沈下した建物をリフトアップして元に戻すと同時に地盤の支持力を高める工法です 。本工法は3つの「i(注入)」プロセスで構成されます 。まず、支持層上に注入を繰り返し「支持盤」を形成 。次に基礎下部に注入して「リフト盤」を形成します 。そして支持盤とリフト盤の間に「リフトアップ注入」を行うことで、建物全体を精密に持ち上げます 。レーザー光測定装置やコンピュータ制御による3次元傾斜測定装置を駆使し、リアルタイムに傾斜を常時計測しながらレベルの微調整を行う、施工精度の極めて高い確実で安全な技術です 。
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基本情報
使用するグラウトは主に化学的に極めて安定した瞬結タイプのセメント系注入材で、注入時の逸散が少なく長期にわたり強度を保持します 。400L当たりの標準配合は3号珪酸ソーダ100L、主剤液水100L、特殊硬化剤30kg、ポルトランドセメント80kg、水160Lです 。一軸圧縮強度試験や水浸前を100%とする体積変化試験(5年後で97.6%維持)等の工学的エビデンスを備えています 。コンパクトな機械で施工するため狭小地でも天候に左右されず短工期で実施でき、既存の改良地盤(RES-P工法等)があっても基礎構造に制限なく施工可能な優れた柔軟性を有します 。
価格帯
納期
用途/実績例
地形や周辺環境等に起因する地盤の支持力不足による建物の傾き・沈下修正に適用されます 。具体的には、地下室・地下車庫設置による圧密沈下の不均衡、地山と埋戻しの混在や盛土の圧密不足、地滑り地形、隣接地の地下工事等に伴う地耐力の不均衡による変状事例に対応します 。さらに、地盤の「沈下防止・液状化防止対策」にも応用可能です 。軟弱地盤における支持力補強(RES-P工法による細径パイプとの斜杭・組杭の併用)、盛土地盤の圧密沈下防止、砂層における地震時の液状化防止注入など、多種多様な地盤変状リスクを解決するアプローチとして豊富な適用実績を有します 。
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