リグニンとは?思いがけない発見が広げた産業利用
―鉛蓄電池のプラスチック容器化で発見されたリグニンの用途― 【サンプル進呈中】
現在、有力なバイオマテリアルとして注目を浴びるリグニンですが、以前は限られた用途にしか使用されてきませんでした。ボレガードは、そのような黎明期からリグニンを一貫して生産を続ける会社です。その黎明期を支えた一つの用途が鉛蓄電池です。 鉛蓄電池は1859年にフランス人のガストン・プランテにより発明されました。現在の基本構造は、正極に二酸化鉛、負極に海綿状の鉛、電解液として希硫酸を用いるというセル構造です。 20世紀の最初の数十年まで、電池セルの容器は木製でした。しかし、改良によって容器をプラスチック製に変えたことを機に、サイクル寿命が短くなるという問題が生じました。この原因を追究していった結果、鉛蓄電池のサイクル寿命を支えていたのが、リグニンであることがわかったのでした。 リグニンの高分子構造は立体障害によって無機化合物の結晶化を阻害したり、分散したりする機能に優れていることが分かり、その後ボレガードは様々な用途に適したリグニン系分散剤を開発するという事業経路をたどっていきました。新たなリグニンの用途をさまざまご紹介しています。是非、当社特設ページをご覧ください。
- 企業:ボレガード エーエス 日本支店
- 価格:応相談