【動画紹介】圧力計のベントバルブはなぜ付いているのか?役割とは?
WIKAの多くの圧力計のケース上部に黄色いレバーの形をしたベントバルブが付いています。どの様な役割を持っているのか説明します。
WIKAの多くの圧力計のケース上部に黄色いレバーの形をしたベントバルブが付いています。製品の納入時にはバルブは閉じられていますが、圧力計が正しく機能させるために、本来であれば試運転時にバルブを解放する必要があります。 気密性の高い圧力計の内圧は、直射日光などの温度変化により変化します。ケース内の圧力変化によって、圧力計の精度偏差が許容できないほど大きくなることもあります。圧力計のケース内と大気圧間の圧力補正はベントバルブによって行われます。 しかし、すべてのWIKA圧力計にベントバルブが付いているわけではありません。より高い保護等級が必要な場合は、ケースの背面に取り付けられたダイアフラムを介して圧力補正が行われます。16 bar以上の圧力範囲では、圧力計ケース内の圧力上昇によって生じる測定誤差を無視することができ、圧力計は指定された精度内で動作します。 黄色いレバーが閉じているのは何故でしょうか? 圧力計は通常、水平にして持ち運びます。充填された圧力計のベントバルブを開けたままにしておくと、封入液が計器の外に漏れてしまいます。 輸送中にはオイル漏れを防ぐために閉じてください。
- 企業:ビカ・ジャパン株式会社
- 価格:1万円 ~ 10万円