酸化触媒 - メーカー・企業と製品の一覧

酸化触媒の製品一覧

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東北大学技術:アルコール類の酸化方法:T12-042

一級アルコールのみならず二級アルコールも効率的に酸化できる。空気酸化反応を行うことができる。

アルコールをカルボニル化合物へ酸化させる反応は、医薬品、農薬、香料、化成品等の高付加価値化合物を合成する際に用いられる最も基本的な反応の一つであり、膨大な研究のもとに幾多の優れた手法が開発されたきた。そのような背景の中、TEMPO (2,2,6,6-tetramethylpiperidine N-oxyl)は、毒性の高い試薬や保護基を用いずに種々の共酸化剤を用いて0度から室温という極めて温和な条件下にアルコールを酸化させる環境調和型の触媒として注目を集め、試薬メーカー各社から販売されている。しかしながら、TEMPOを触媒としたアルコールの空気酸化反応が数多く検討されているものの、その触媒活性は未だ十分なものではなく、20 mol %以上の触媒量を必要する場合や、長い反応時間を必要とする場合も多く、収率低下の原因にもなる。更に、第2級アルコールや嵩高いアルコールなどは、TEMPO酸化が適用できず合成ルートの変更を余儀なくされる。 本発明は、TEMPOに置き換わる新たな環境調和型の触媒としてAZADO骨格を有する新規アルコール酸化触媒を提供する。

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東北大学技術:第3級アルコールの製造方法:T22-005

生産性向上、環境配慮、コスト削減を実現

 tert-ブチルアルコール(TBA)等の第3級アルコールは、第1/2級アルコールに比べて、耐酸化性、ヒドロキシル基の反応性が高いという特色があるため、医薬・農薬・樹脂原料の出発原料として有用である。工業的プロセスの一つとして、イソブタンを高圧下/無触媒でラジカル酸化する方法があるが、このプロセスには高いエネルギー負荷と低い選択性という問題がある。その解決策として、水素存在下、金ナノ粒子触媒を用いた常圧での選択的酸化が報告されているが、この方法でも水素と酸素が共存するため、爆発の危険性が懸念されている。  発明者は、上記課題を解決すべく検討を重ねた結果、金を担持しない周期表第6~9族遷移金属酸化物を含有する固体触媒を用い、従来の水素の代わりに水を用いることにより、分子状酸素を酸化剤として、イソパラフィンを選択酸化して、対応する第3級アルコールを高い選択率、高い生産速度で製造できることを見出した。特に触媒としてCo3O4を用いた場合、生成物におけるTBAの選択性(STAB)が99%と非常に高いことを示した。

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