3そもそもカーボンニュートラルとは?企業に求められること
カーボンニュートラルに関する情報をコラムでご紹介!企業に何が求められている?
「カーボンニュートラル」とは、二酸化炭素など温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする取り組みを指します。気候変動の影響が深刻化する中、世界各国が2050年カーボンニュートラルを目標に掲げ、日本も2020年にこの方針を表明しました。 かつては一部の大企業や環境団体のテーマとされてきたカーボンニュートラルですが、今ではあらゆる業種・規模の企業が向き合うべき経営課題となっています。特に製造業や物流業だけでなく、エネルギーを多く消費するサービス業にも、CO₂削減への対応が求められています。 消費者の意識も変化しており、環境配慮型の商品・サービスが選ばれる傾向が強まっています。さらに、取引先から「環境情報の開示」や「CO₂排出量の報告」を求められるケースも増加中です。つまり、カーボンニュートラルは“環境貢献”だけではなく、“企業価値の向上”や“取引継続拡大”に直結するテーマなのではないでしょうか。 いまこそ、自社のエネルギー使用状況やCO₂排出量を見直し、できるところから取り組むことが重要です。カーボンニュートラルは「先進的な企業の特別な取り組み」ではなく、「企業にとってのスタートライン」なのです。