無節のヒノキで作った風呂蓋
奈良県の老舗旅館で使用する風呂釜の蓋。
現在、使用中のものが老朽化してきたため新調してほしいとの依頼を受けて製作。 以前、他社の若手家具技能者が同様の蓋を作りましたが、通常の「雇い実(やといざね)」を施しただけだったため、作り立ての頃は問題なかったのですが、案の定1ヶ月も経たないうちに反ったり割れたりしてクレームになったようです。 そのようなことから、「吸付桟(すいつきざん)」や「蟻核接(ありざねはぎ)」のように難易度の高い加工法を施すことによって反りや割れを防止し、長く使える丈夫なヒノキ蓋を作り上げました。
- 企業:株式会社箭木木工所
- 価格:10万円 ~ 50万円