【コラム】サービス品質向上の影の立役者、パーツカタログ(1/3)
おろそかにできない「サービス品質」。それを支えるパーツカタログの重要性と難しさをご紹介します。
機械製品を製造販売する場合、必ず付きまとうのが修理対応です。 メーカー様にとっては、利益を生まない修理サービスは、できるだけコストを抑えたい業務ではありますが、ユーザーからの評価においては「修理サービス」の品質は重要なポイントです。「モノはいいけど修理サービスがね…」という評価が市場で定着してしまうと、せっかく良い製品を作っていても、販売に悪影響を与えかねません。 修理サービスにおいて必要なテクニカルドキュメントは、「パーツカタログ」、「サービスマニュアル」などです。これらが用意されているか、使いやすいかどうかがサービス品質を左右するので、きちんと整備して運用することはとても大切なことです。 パーツカタログは、製品の修理をする際に必要な交換部品を調べるためのドキュメントです。主にパーツリストと部品のイラストで構成されています。一見ただの部品リストに見えますが、意外に作るのがやっかいなドキュメントなんです。 (2/3 につづく)